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2010 EXHIBITION

GALERIE ANDO PAST EXHIBITIONS


▼ 画像クリックで展覧会の一部がご覧になれます                                     
完成度の高い作品は即座に別の世界に連れて行ってくれます。今回は「Winter Lights」という展覧会タイトルで、光の溶ける様、残し方、描き方が多様で、表現の可能性の深さを感じる展覧会でした。
一滴ずつ積み上げた磁器土の集積は、一層密度が増しました.
又、色彩も昨年から深い緑に変わり、新たな存在感を見せています。積み方を変えた事によって強度が増し、空間を孕んだ新たな造形美が生まれています。

今回はゴム、FRP、鉄、ピュータ、真鍮、樹脂など多種に渡る素材に挑戦した作品が見る角度によって多様な表情を見せ、大きな作品を天井から釣下げたり、小さな作品を磨りガラスを浮かした台の上に載せたりと、展示空間全体も瀟洒な作品となっていました。

感光性樹脂凸版による自家製活版印刷のテキストとフォトポリマーグラヴュールによる版画作品8点からなる新作詩画集の発表です。

作品イメージの多くはパリの風景です。またテキストはイメージに合わせて聖書からそれぞれ引用しております。詩画集のタイトルは「生まれるのに時があり」

村上氏の作品は、厚く塗られた黒い油絵具の放つ圧倒的な存在感と、そこに見られる透徹した精神性によって高く評価されてきました。また、素描も鉛筆と鉄筆で丹念に描かれており、静かな時間の流れを感じさせ、崇高な空気を漂わせています。名古屋市美術館の個展に合わせて1984〜2007年までの回顧展を開催致しました。

今回の個展は磁器と相対にあるシャモットのテクスチャーと黒にこだわり、黒釉薬の中にシャモットを入れ骨格になる形状を作り、銅版と組みあわせ焼成、究極の黒を作り白を感じる作品をつくる。

モノトーンの作品が多い篠原氏が今回はほとんどの作品を軽やかで鮮やかな色彩で表現し、色の持つ力を改めて確認させてくれました。又、平面の三次元化、立体の二次元化という、今までの絵画の概念を覆す作品を展示しました。
今回の個展では、voca2010年に出品の新作から鏡のシリーズの小品を展開しました。「楽園/境界」というテーマで、新作の鏡の作品とこれまでの色彩豊かな線描の平面作品によりギャラリーを構成し、みるものが現実とイメージの間を浮遊するような空間を生み出しました。
HAIJIMA NOBUHIKO

配島 伸彦 展
03.09 (tue) 〜03.27 (sat)

ステンシルの技法を用い、植物や動物の佇まいによって、みえない「何か」を喚起する絵画です。今回の個展では、シェーンベルグが創始した12音音楽にインスパイアされたという12点の小品と「三つの変奏」の3点、計15点を展示しました。

「見晴し台」と名付けた作品と平行して制作してきた、未発表の小さなドローイングを中心に展示。

これらは直接的に「見晴し台」を想定したものや、あるいはそこから離れ、あるテーマに基づいたものなど、いくつかのタイプがありますが、すべては、線の動きや方向、強弱、そして面の現れがもたらすイメージの探索であり、「見晴し台」のための別のアプローチと言えるものかも知れません。

この個展の機会にオリジナルドローイングを入れた冊子、「見晴し台のためのファイル」を限定出版いたしました。